美女と獅龍
「それでもいいから……お願い。」
『うん、分かった。』
サラーサラーと鉛筆の芯が紙と擦れる音が聞こえたり、ペラーペラーと紙をめくる音が聞こえた。
1人暮らしはやっぱり、少し寂しい。
けれど、今は麗夜君の奏でているちょっとした音が凄く 私は1人じゃないんだ って思わせてくれる。
しばらくしたら、まぶたが重くなってきて 私はそのまま寝てしまった。
けれど、朝 起きてもまだ携帯は繋がったままで すごく嬉しかった。