美女と獅龍

"じゃあな" と言って、雅さんは部屋から出て行かれた。

その次に瑞姫さんがすぐに出て行って、俺も部屋を後にした。

まず、この場所から出て 近くにあった公園のトイレで声を抑えながら 大泣きした。

メンタル弱いな……と思いながらも、仕方ない、と割り切り。

瑞姫さんが坊主苦手なのは知ってた。

でも、心の奥底で 俺には関係ない……そう思っていた。
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