美女と獅龍

だからこそ、余計に……俺は辛かった。

瑞姫さんにとって、俺は他の男と大差ない。
だから、俺のことも 他の男と同様 怖がる。

今まで、頑張って 距離を縮めてきていたつもりだったのに そんなの 俺の勝手な思い上がりだったんだ……その現実を突きつけられた。

……辛い。

泣きやめない。

涙がとめどなく落ちていく。
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