美女と獅龍
「仲間なんだったら、コソコソしてないで こいつらの援護してあげたらどう⁇
高みからの見物⁇」
あー、俺 バレてた⁇
「んー……、別に仲間じゃないよ⁇
ただ単に 氷姫ちゃんの喧嘩に見惚れていてただけだよ……あーっと 気に喰わなかったなら 殴るなり、蹴るなりしてくれていいよ。
氷姫ちゃんの攻撃の重みを知りたいだけだし。」
一瞬迷った後、来羅ちゃん……今は氷姫ちゃんかな⁇ が回し蹴りをしてきた。
……思ってたよりも軽いね、全然痛くない。
「トレーニングした方がいいんじゃない⁇
あー、でも 女の子だしムッキムキにはなりたくないよね。
……っだったら、いっそ こういうこと辞めたら⁇
氷姫ちゃん、まともな男 相手だったら すぐに負けちゃうと思うよ⁇
……あっ、これ挑発じゃなくて忠告。
ここ重要だからね。」
本当に氷姫ちゃんの攻撃 軽いんだよ⁇
透哉とは比べ物にならない……もちろん、透哉の方が強い っていう意味でね。
獅龍の下っ端と戦ったら、互角くらいじゃないかな⁇
その下っ端っていっても、喧嘩がトップクラスで苦手な子ね。