美女と獅龍
「そこまで、強くないと思ってるよ⁇
それに 滅多に喧嘩はしないようにしてるし。
でも、2大トップとか言われてさー……更には 俺のこと、獅龍の最狂副総長……あー、狂って狂うっていう字ね……って呼ぶ人もいてさー。
嫌なんだよね、そういうの言われるの。
当然だけど、狂ってるとか言われて 嬉しいはずないよね⁇
まー、そういう訳なんだけど 何で俺がそういうこと言われてるか、氷姫ちゃんには分かる⁇
俺、分からないんだよね……なんで、自分がそういうこと言われてるのか。
だから、分かるなら 教えてもらってもいい⁇
……って、あー そっかー、俺 今 分かっちゃった。
俺、喧嘩とかしてる時 ずっと笑ってるからだ。
でもさー、楽しい時に笑うのは普通のことだと思わない⁇
普通だよね⁇
だから、仕方ないよねー。」
何度も何度も繰り出される拳、蹴りを全て避け 笑いながらそう言った。