美女と獅龍

「麗夜、帰ってくんの遅い……遊んでただろ⁇」

「遊んではないけど……うーん……、遊んでたに入るのかな⁇

最近、ここら辺で有名な氷姫っていう喧嘩人形に会ったから その人の喧嘩を見てきた。

綺麗だったけど、威力が全然なかった……あれは 意味ないね。

フォーム綺麗だけど、全然 痛くないんだもん。

期待しすぎちゃってた。」

お父さんに声をかけられたから、一気にそう言った。

「攻撃されたのか⁇」

俺は頷く。

「何処⁇」

回し蹴り食らったのも、拳 食らったのも、お腹だったから 服をめくり上げた。

「……色、変わってるしな。」

あ、本当だ。

「その割には、全然 痛くないよ⁇」

「普段、もっと強い奴等の攻撃 受けてるから 感覚が麻痺してるんだろ。

明日、腹 痛くて学校休むとか 許さねーからな⁇」

そんなに痛くなるかな⁇
今、色 変わってるの見て ちょっと痛み感じたけど……。

でも、お父さんの方が喧嘩してきた量は多いから お父さんの言うことの方が的確かな⁇

だとしても、痛くなるのは嫌だな……完全に調子乗ってたな……。
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