美女と獅龍
3〜4分くらいかけて、やっと階段 降り終わったけど……歩けねー‼︎
いや、歩けるわ。
壁伝いに歩いたら、なんとか。
「麗夜、やっぱり腹 いてーの⁇」
兄貴がそう聞いてきた。
「そう、助けて。」
「いや……、どうやって⁇
とりあえず、イスまでおんぶしてあげるから……そこかは 自分でどうにかして。」
っていって、俺のことおんぶして リビングのイスに座らせてくれた。
「ありがとー。」
「これに懲りたら、次からはこういうこと しないように。
いい⁇」
大きく頷いたら、ため息付いてから
「あんま、心配させんなよ。」
って言って、兄貴は何処かに行った。
「やっぱ、腹 痛いんだろ⁇
周りに迷惑かけるくらいなら、学校 休め。」
「……行く。」
「どうやって⁇」
「何とかして。」
「翔平と千尋と一緒に車で行くか⁇
最近、パパラッチみたいなのに撮られそうになることがあって嫌なんだって。」