excellent water
「失礼致します、アクアです。」
203号室の扉の前でそう呼びかけたけど、返事がない。
……お嬢様 高熱で苦しんでおられる、ってオーナーが言っておられた。
寝ておられるのかな⁇と思いながら そっとドアを開けて寝室の方へと向かうと お嬢様がおられた。
私にとっては、適温な室内の中でお嬢様は大粒の汗をかいておられる。
頭に置かれていたタオルを冷やした。
頭に置き換えると起きてしまったようだ。