excellent water

父親が居る時には、私のことも可愛がっているように見せておきながら 父親が居ない時には そのように扱われていました。

外に出してもらえない。

お風呂も食事も 父親が居る時しか 入れない、食べられない。

そんな日々の中、ある日 突然 母親が私を押入れから出してくれました。

しばらくした後に来る痛みに備えて、歯を食いしばっていても その痛みはきませんでした。

どうしてだろう⁇

純粋にそう思った私は、母親の顔を見ました。

『お前、髪長いな……切るのも邪魔臭い……いっそ、燃やしてしまえば もう髪 生えてこないよな⁇』

そう言って、ライターの火を頭に近づけられ 私の髪に火がつきました。
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