excellent water
「お嬢様、今日 限りですよ。
これからは、何を言われてもしませんので……良いですね⁇」
犬が耳を垂れ下げてシュンーとしているかのように お嬢様は俯かれた。
「これでも、私 我慢している方なんですよ⁇
お嬢様は、もう少し 気をつけた方が良いと思います……私が 本心のままに動けば どうなるのか 考えてみた方が良いかと思いますよ。」
サラッと忠告を流したつもり。
純粋なお嬢様には、分からなかったのかもしれない。
明らかに首を傾げておられた。
そんな姿を見て、キスしたい という欲望が高まったけれど 何とか抑えることができた。
お嬢様に手を出さないように、気をつけよう……心の中で何度もそう唱えた。