excellent water

そう言って、スモークが ポケットから取り出したのは あの日、お母さんが持っていたのと同じカミソリ。

"やめろ‼︎" そう叫びたいのに、声は出なくて……口からは空気が漏れるだけ。

「あー、ちゃんと反応できるじゃん。

初めから、反応してたら 俺かってここまでしないのにさー……反応 遅いから〜、こんな目に合うんだ。」

「……あ"っ、や……っ。」

スモークの手が俺に近づいてきたのを最後に意識を失った。

しばらくして、意識を取り戻した時 スモークはそこにいなかった。
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