excellent water

「修羅が 高広……いや、霧島の家に引き取られただろ⁇

あれ、俺が 頼んだんだ。

修羅の顔色があまり良くない日が長い間ずっと続いていたし、あの女の顔色 伺っているように見えてたから。

んで、学校に電話してみたら 学校には行ってないみたいだし。

だから、高広に相談してみたら 引き取る……って言ってくれて、今のこういう状態だ。」

父さんは、気付いていた……そういうことか⁇

「俺……ずっと、父さんに見捨てられたと思っていて……それから、ずっと自分の存在価値を見出せなくて……」

「俺は、修羅のことしか考えていなかったよ……俺の遺伝子を引き継ぐ この世にたった1人しかいない息子なんだから。」

んなら、今まで 俺が思ってきていたことは全部 被害妄想、ってことだ。
< 293 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop