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言われた通りにおろすと、お嬢様は 黙り込まれた。
「お嬢様、いずれ別れはやってきます。
後伸ばしにする方が 辛いですよ⁇」
「行くわよ。」
とお嬢様が歩き始められたから、後を追う。
エントランスに着くと、相野様はすでに到着されていた。
相野様とオーナーが話しておられる間、私は瑞姫お嬢様とお話をしていた。
そこで、あることを思い出して オーナーと相野様と瑞姫お嬢様……つまり 私以外の3人に
「申し訳ございません、10分以内に帰ってきますので 少しお待ちいただいても構いませんか⁇」
「僕は構わないよ。」
と相野様が仰られたので
「直ぐに帰ってきますので、待っていてください。」
と頭を下げたから、走り出した。