奇跡は海を越えて
その後、リビング、バスルーム、キッチンと回った


キッチンでも・・・・


「どうこのキッチン!使いやすそう!?リフォームする必要ある!?」


な〜んて聞いてくる!


「ううん、すごい素敵!こんなキッチン憧れだったの!すごい
使いやすそう!」






最後に・・・・ベッドルームに案内される


「どう?カバーとかカーテンとか家建てた時に、適当にって頼んじゃった
から、こんな味気ない色だけど・・・・

ユミの好みで変えていいからね!」

「えっ!?だってあと半年で引っ越すんでしょ!?もったいないよ!

新しい家に行ってからいろいろ決めればいいし!この渋い色だって
落ち着いてていいと思うよ!」

「ホントに!?ユミはホントに欲張らないんだな!」



な〜んて、またそんなこと言って抱きしめてくれる



そんな・・・高いもの買ってくれたり、欲しい物全て買ってくれること
が本当の愛情だとは思わないし・・・

ハルがすごいお金持ちだとしても・・・そこにそこに頼りきるつもりも
ないけど・・・・


こんなに甘やかしてくれて嬉しくないわけはない・・・
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