朋ちゃんと僕と、O中のみんな
だから、僕らはヘンな連中だったんだけれど、後でわかった事だが
グループのユー子やミツヨ、や朋ちゃんたちは
他クラスの男子からも人気は高かったらしかったので

やっかみ半分で、白眼視されていたのもまあ、半分アタリだろうとは思う。




コーズは相変わらずだし、朋ちゃんもフツーで
僕はこのまま平和でいてくれて、自然にふたりが仲良くなって行ってくれれば
コーズの奴も考え直してくれるのかな、とも思った。

反面、なんとなくそれも..どうかなぁ?なんて考えたりもした。

朋ちゃんがなんでコーズが好きだったかワケわかんなかったし、
彼女くらい人気があれば、他にいくらでも良い男がいるだろうに、とも思った。






僕は、グループのみんなから離れて手水舎へと水を汲みに行った。


偶然、コーズと一緒になったので
共通の趣味のUコンのハナシをしたりした。

僕は、実質的に壊れ難いスクラッパー機を飛ばしていて
コーズにもそれを薦めたのだが

彼は、同じ金出すのなら格好良い方だ、と
実機に近い構造のものを選ぶ、と言った。




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