朋ちゃんと僕と、O中のみんな






ある日、僕はいつものように放課後、ギターを弾いていた。
ちょっと飽きてきて、おふざけでオリヴィアの「ジョリーン」を歌ってみた。


♪~Jolien,Jolien,Jolien,Jolien~


と、この曲は最初にこう、ジョリーン、と連呼するのだが

いつものように僕の回りで歌っていたユウコ、トモ、ケイコ、この曲を聞いて
急にゲラゲラ笑い出した。

何故笑ったか僕は判らなかったが、でもつられて笑ってしまって
歌を途中で止めてしまった。




どーして?って笑ってるみんなに聞いてみたら
オチャメなユウコは、この曲の「ジョリーン」と言う歌詞が






ジョリンジョリン、と
「綺麗なオネエサンは好きですか」シェーバーの音に聞こえてしまって



その状況をソーゾーして笑ってしまった、と言うのだ。



みんな、ムダ毛の処理には苦労してるらしい(笑)



そんな、ちょっとしたことで笑い転げてしまうような時期だった。
僕らは、痛い毛じゃない幼けな青春(笑)
をすごしていたんだろうと思う。






もっと、イタイ話は一杯あるのだけれど
でも、みんな楽しい想い出になっている。


国道にはCB750Fourや、Z2なんかが沢山走っていた。
僕は、低い排気音のCB750、それの下2本だけ芯を外して
走っていたその音がとても好きだった。
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