白雪姫


「しばらくして、

私は2人に言ったの。


2人の関係知ってた。

今までごめんねって。


2人は一瞬バツの悪そうな顔をしたけど

すぐに冷たい顔になって…



最初から親友だなんて思ってなかった。

むしろ友達とすら思ってなかった。

憎かったのよ。


あんたの顔が。

全て完璧にこなすところが。

なのに誰にも憎まれなかったことが。



って親友が。



お前と付き合うと株が上がるから。

組の権力が欲しかった。

ただそれだけだ。


って彼が。




だから私は、うん、ごめん、

さよならって笑顔で言ったんだ。


精一杯の強がりだった。


もう裏切られるのは嫌。

だから私は学校であんな態度を…。」


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