ハート♡⃛ドロップス



そこにいたのは
隣のクラスの女の子と

凪生くんだった。


「っっげっ!!ナオ?!?」


思わず声をあげた紗絵ちゃんの口を
慌てて塞ぐ。


「あ...あの。なので..付き合ってください!!!」


なんだか
盗み見をしているようで

罪悪感いっぱいだったけど

わたしたちは告白現場から目が離せない。


「...ありがとう。でもごめん。付き合えない。」


少しの沈黙の後
そう答えた凪生くんの返事に

わたしと紗絵ちゃんは
なんだか キュッと胸が傷んだ。





< 12 / 46 >

この作品をシェア

pagetop