ハート♡⃛ドロップス
そこにいたのは
隣のクラスの女の子と
凪生くんだった。
「っっげっ!!ナオ?!?」
思わず声をあげた紗絵ちゃんの口を
慌てて塞ぐ。
「あ...あの。なので..付き合ってください!!!」
なんだか
盗み見をしているようで
罪悪感いっぱいだったけど
わたしたちは告白現場から目が離せない。
「...ありがとう。でもごめん。付き合えない。」
少しの沈黙の後
そう答えた凪生くんの返事に
わたしと紗絵ちゃんは
なんだか キュッと胸が傷んだ。