ハート♡⃛ドロップス
「だって考えても見ろよ?俺たち男と女だぜ?俺だってかわいいって思ったらお前らにもキスだってしたくなるだろーし。」
「うっわ!サイテー。///」
ちょっと軽いことを言う松下くんを
紗絵ちゃんはキッとニラみつけながら
松下くんの背中をバシンッと叩いた。
「っいって!」
ごめんごめんといいながら
紗絵ちゃんの肩に手を回す松下くん。
ぷぷっ。
これって友達って言えないのかな。
わたしがほのぼのした気持ちでいると
「男と女なんて一歩お互いが一線を超えたらそれは恋になるんだよ。友達って思っててもそれはどっちかにぜってー気持ちがあって。ただ相手の気持ちに気付いてないだけで、言わなきゃ一生友情という名の永遠の片思いだろ??」
なんだかめずらしく松下くんの言葉が
きゅーんと胸に染み渡った。
「そーなの???そーゆーもん??」
紗絵ちゃんもへーって顔。
「おうよ!」
松下くんは得意げに
胸を張った。