ハート♡⃛ドロップス
教室に戻ったわたしは
さっき松下くんから聞いたことで頭がいっぱい。
授業中の先生の声がまったく耳に入らない。
男女間にはほんとに友情ってないのかな.....
「....瀬。片瀬?」
隣の席からヒソヒソ声で
わたしに話しかけてくる凪生くんの声がした。
「片瀬?大丈夫?
なんかボーッとしてたけど」
「あっあぁうんっ。なんでもない!//」
そして松下くんが言ってた言葉を思い出す。
---そりゃコノちゃんでしょ。-----
なんだか凪生くんを意識して
ドキッとしてしまう。
教科書に目を落とす
わたしの隣に座る窓際の席の凪生くん。
...夕日に透けて柔らかな前髪の隙間から見える目。
スッとした鼻筋
横顔がとっても綺麗で...
やっぱりかっこいいな。
.....ハッ!!!
なに?!なにこれなにこれ///
わたし思わず凪生くんに見とれちゃってた!