ハート♡⃛ドロップス
放課後になると学園祭までの一週間
各学年それぞれのクラスでは
準備のために残って作業をする人たちで
校舎の中はワイワイにぎわっていた。
そして いつものように
わたしたちは実行委員の集まりで
いろいろ準備を進めてた。
「想花ちゃん!こっち手伝ってもらっていいかな?」
「うん!おっけー!凪生くんちょっとごめんね。わたし向こうも手伝ってくる。」
大地くんに呼ばれたわたしは
少しだけB組のお手伝いで
凪生くんに声をかけ
その場を離れた。
「想花ちゃん。そこ床が滑るから気をつけてね。」
「ヘーキだよー。」
学園祭当日に使う横断幕を
広げてピンっとしながらみんなでたたむ。