緋扇物語~光と闇に生きるお姫様~
始まり
「美玖様、人間界に行っていた方がお手紙を拾われたそうで、内容が助けを求めているから救ってあげて欲しいそうです」
「その手紙は預かってる?」
「はい。お預かりしています」そう言ってメイドが手紙を渡した。内容を読んだ美玖は少し考えていた。
「龍は研修会に行ってるんだよね?」
「はい。しばらくは戻られないかと」
「じゃあ、行くなら今がチャンスか」 美玖はそうつぶやいた。
「もしかして、人間界に行こうとしておられますか?」
「よく気がついたね」
「美玖様の考える事はもう何となく分かりますよ」メイドが言うと、美玖は笑った。
「でも、さすがに一人では危険ですよ?」
「この手紙の内容を読んで見た限りだとルナに関係があるかも知れないんだ」
「それでは、ルナ様を連れて行かれるのですか?」
「ルナが承認してくれたらね」
「ルナ様をお呼び致しましょうか?」
「うん。ありがと。気がきくね」
「そんな事ありません。私は美玖様に助けられたのですから」そう言ってメイドは部屋を出て行った。
「その手紙は預かってる?」
「はい。お預かりしています」そう言ってメイドが手紙を渡した。内容を読んだ美玖は少し考えていた。
「龍は研修会に行ってるんだよね?」
「はい。しばらくは戻られないかと」
「じゃあ、行くなら今がチャンスか」 美玖はそうつぶやいた。
「もしかして、人間界に行こうとしておられますか?」
「よく気がついたね」
「美玖様の考える事はもう何となく分かりますよ」メイドが言うと、美玖は笑った。
「でも、さすがに一人では危険ですよ?」
「この手紙の内容を読んで見た限りだとルナに関係があるかも知れないんだ」
「それでは、ルナ様を連れて行かれるのですか?」
「ルナが承認してくれたらね」
「ルナ様をお呼び致しましょうか?」
「うん。ありがと。気がきくね」
「そんな事ありません。私は美玖様に助けられたのですから」そう言ってメイドは部屋を出て行った。