緋扇物語~光と闇に生きるお姫様~
人間界
「目的の場所に行く前にルナに会わせたい人たちがいるんだけど…」
人間界に行くための場所に向かっていると美玖はいきなりそんな事を言い出した。
「会わせたい人…ですか?」
「うん。人間界に私たちの事を知っている人たちがいるんだ。ルナにも一度は会って欲しかったんだ」
そう言うと美玖は微笑んだ。
「美玖さんがそこまで言うのなら私も会ってみたいです」
「ありがと。でも人数多いから少し話すぐらいでいいと思うよ」
「分かりました。でも、その人たちって美玖さんの事や私たちの世界の事をどうして知っているんですか?」
「気分転換で人間界に行くときに必ずと言っていいほどお世話になっている人たちで、その人たちも不思議な力を持っているんだ」
「だから、この世界の事を知っていたのですか?」
「知らないで苦しんでいたみたいだから教えてあげた。年齢も私たちと変わらないから…」
そんな話しをしていると人間界に行くための場所に着いていた。
「ここは…洞窟ですか?」
「うん。相当大きいけどね」
洞窟内をルナは珍しそうに見ていた。
「ここは、沢山の生命が宿る場所なんだ」
「生命が宿る場所?」
「ここに流れている綺麗な水や空気。全て自然が作り出したものなんだよ」
「こんなに美しい洞窟があるのにどうして私たちしかいないのですか?」
「ここには、悪魔がいるからね。誰も近づこうとはしないんだ」
「悪魔…ですか?」
「うん。でも、困った時は必ずヒントをくれる。小さい時も何度もヒントもらって助けてくれた」
そう言った美玖は懐かしそうに笑っていた。
人間界に行くための場所に向かっていると美玖はいきなりそんな事を言い出した。
「会わせたい人…ですか?」
「うん。人間界に私たちの事を知っている人たちがいるんだ。ルナにも一度は会って欲しかったんだ」
そう言うと美玖は微笑んだ。
「美玖さんがそこまで言うのなら私も会ってみたいです」
「ありがと。でも人数多いから少し話すぐらいでいいと思うよ」
「分かりました。でも、その人たちって美玖さんの事や私たちの世界の事をどうして知っているんですか?」
「気分転換で人間界に行くときに必ずと言っていいほどお世話になっている人たちで、その人たちも不思議な力を持っているんだ」
「だから、この世界の事を知っていたのですか?」
「知らないで苦しんでいたみたいだから教えてあげた。年齢も私たちと変わらないから…」
そんな話しをしていると人間界に行くための場所に着いていた。
「ここは…洞窟ですか?」
「うん。相当大きいけどね」
洞窟内をルナは珍しそうに見ていた。
「ここは、沢山の生命が宿る場所なんだ」
「生命が宿る場所?」
「ここに流れている綺麗な水や空気。全て自然が作り出したものなんだよ」
「こんなに美しい洞窟があるのにどうして私たちしかいないのですか?」
「ここには、悪魔がいるからね。誰も近づこうとはしないんだ」
「悪魔…ですか?」
「うん。でも、困った時は必ずヒントをくれる。小さい時も何度もヒントもらって助けてくれた」
そう言った美玖は懐かしそうに笑っていた。