キスの後の後。


金髪にピアスの圭太。

明らかに、うちの部活にはいないタイプ。

からかっているのだろうと、思った。

「――今日から宜しくお願いします!藤森先輩!」


にかっと屈託なく笑い、本入部届けを持ってくるまでは。


思わず口をポカンと開け放してしまった。


今でも鮮明に覚えている。
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