Cry for the moon
「彼氏か?」

「あっ、うん…。」

(やっぱ…いるんだな…。)

「メール?」

「そう。」

「返事、しなくていいのか?遠慮すんな。」

「うん…じゃあ…。」

彼女は手短にメールを打って送信する。

すると、程なくしてまた受信音が鳴った。

彼女はメールを確認すると、スマホを鞄の中にしまった。

< 114 / 512 >

この作品をシェア

pagetop