Cry for the moon
「トモ、時間あるなら、うちで朝飯でも食ってけよ。それとも朝まで起きてて眠いか?」

「……えっ?!」

「ってか、オマエボーッとし過ぎてあぶねぇんだよ。跳ねられんぞ?」

「あ、うん…。」

(やれやれだな…。それでホントに死んだらシャレになんねぇよ。)



リュウトはトモキを部屋に連れて帰り、母屋の台所でチーズトーストやコーヒーなど、簡単な朝食を用意した。

朝食を持ってリュウトが部屋に戻ると、トモキは相変わらずぼんやりしている。

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