Cry for the moon
(放心ぶりハンパねぇ…。まさか、別れたとかじゃねぇよな?!)

リュウトがトレイの上の朝食をテーブルに並べ終えても、トモキはボーッとしている。

たまらずリュウトはトモキの背中を叩いた。

「おい、トモ!!」

「…えっ?」

「いいから、とりあえず食え!!」

「あ、うん…。いただきます…。」

トモキはリュウトに言われた通り、素直に食べ始めた。

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