Cry for the moon
トモキがコーヒーを飲み干してカップをテーブルに置くと、アユミがトモキに尋ねた。

「コーヒー、おかわり入れようか?」

「いや…もう遅いし、帰ろうかな。」

「えっ、もうそんな時間?」

アユミは振り返って壁時計を見る。

「時間経つの、ホントに早いね…。」

「今日は1日一緒にいたのに、あっという間だったな…。」

「うん…。すごく、楽しかったよ。」

「オレも…。だから、ホントはさ…。」


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