Cry for the moon
「なんだよ。そんなガッカリすんな。気分だけでいいなら、髪、巻いてやろうか?」

「ううん。宮原くん、もう仕事終わったんだし今日はいい。また今度、お願いしようかな。」

「おぅ。」

“また今度”と言う事は、“また会える”と言う事だと、リュウトは少し口元をゆるめた。

「今度、オマエにちゃんと似合って、めんどくさくない髪型にしてやる。」

「ホント?」

「ああ。」


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