Cry for the moon
家に着くと、とりあえずリュウトは自分の部屋に彼女を連れて入った。

「ホラ、これで拭け。」

大きめのタオルを彼女に投げて渡し、自分も濡れた髪や服をタオルで拭いた。

「もう少し雨が小降りになったら送ってやるから、その辺適当に座ってろ。」

リュウトはコーヒーを入れ、カップを彼女に差し出す。

「酔い醒ましだな。」

「うん。」

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