Cry for the moon
カットを終え、シャワーで髪を流してトリートメントをした後、タオルドライした髪をドライヤーで乾かしながらセットした。

セットを終えると、アユミが鏡越しにリュウトを見て、静かに呟いた。

「宮原くん、ごめんね…。私…。」

「わかってるよ…。悪かったな…。」

「宮原くんは悪くないよ…。迷ってたのは私だから…。」

「この間は後悔してねぇって言ったけど…やっぱ、オマエの事なんて好きになるんじゃなかったな…。そうすりゃ…オマエにつらい思いさせなくて済んだんだ…。」

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