Cry for the moon
初めて自分から告白して、交際を申し込み、付き合い始めた。

そして、初めて自分から手を伸ばしてその手に触れた。

「どうしよう…。」

トモキが思わず声に出して呟くと、アユミは少し見上げるようにしてトモキの顔を見た。

「えっ…どうしたの?」

「いや…。なんでも…。」

(ドキドキし過ぎてヤバイ!!幸せ過ぎておかしくなりそうだ!!…とか言えねぇ!!)


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