Cry for the moon
しばらくしてカフェを出た二人は、また手を繋いで他愛もないおしゃべりをしながら歩いた。
一人ならなんでもない事も、アユミと一緒だと嬉しくて楽しくて仕方がない。
見慣れたはずの街の景色さえ、アユミがそこにいるだけで鮮やかに色付いて、キラキラと輝いて見える。
(…人を好きになるって…こういう事なんだな…。)
トモキは胸の奥が温かくなるのを感じながら、アユミの華奢な手を握る手に力を込めた。
「ん…?どうかした?」
「いや…その…幸せだなぁって…。」
トモキが照れながらそう言うと、アユミも恥ずかしそうに頬を染めてうなずいた。
一人ならなんでもない事も、アユミと一緒だと嬉しくて楽しくて仕方がない。
見慣れたはずの街の景色さえ、アユミがそこにいるだけで鮮やかに色付いて、キラキラと輝いて見える。
(…人を好きになるって…こういう事なんだな…。)
トモキは胸の奥が温かくなるのを感じながら、アユミの華奢な手を握る手に力を込めた。
「ん…?どうかした?」
「いや…その…幸せだなぁって…。」
トモキが照れながらそう言うと、アユミも恥ずかしそうに頬を染めてうなずいた。