名前も知らない君へ



「??じゃぁごゆっくり。」


君は少し不思議そうな顔で去っていった。



ここで働いてたんだ…



それからずっと君ばかり見てしまう。
やっぱ俺君に夢中なんだな…




ガラガラ…

君は大きな荷物を運んでる…
安定が悪いのかぐらぐらしている。

なんか心配だな…






「きゃっ」



「あぶない!!!」



案の定バランスを崩した。
俺は何も考えず君に覆い被さった。


< 10 / 18 >

この作品をシェア

pagetop