消えてくれない
出会い
高校の入学式
中学の頃から地味だった私はとてつもなく緊張していた。
周りを見ると茶髪茶髪茶髪!
『え!どーゆうこと⁈なんでこんなに茶髪が多いわけ⁈ママの母校ってこんなんだったけ?』
「スミレ!なんで三つ編みにしてないの?生徒手帳に書いてあったでしょう?」
「私だけ三つ編みとか無理だよ!恥ずかしいじゃん!」
『もう地味子なままはいやなの...。高校生になったらいっぱい友達を作るって決めてたんだから』
「もう...。怒られても知らないからね」
「大丈夫だって」
長い長い坂を登り終わると今日から通う高校の門が見えてきた。
【桜坂学園】
さっき登ってきた長い坂道にそって何本も桜の木が植えられていることかこの名前がつけられたらしい。
迷路になりそうな校内を歩い行くと沢山の生徒があつまっているのが見えた。
『あそこが一年の階なのかな?私は4組だったよね?』
事前にもらっていたプリントに1年4組という字があるのを確認して、長い廊下を歩き出した。
『4組って結構遠いかも...。トイレ行くの大変だな』
トイレの心配をする自分に少し呆れながら歩いて行くとやっと教室にたどり着いた。
『小林菫小林菫...。あ、あった!うわーど真ん中だよ笑』
廊下に貼られた紙を見ながら苦笑いを浮かべていると
「あのー?」
「え?あ!えっと確かアヤカちゃん?」
「そうそう!久しぶり♪スミレちゃんも4組?」
「4組!アヤカちゃん一緒?」
「そうなの!」
「ほんと?やった!アヤカちゃんが一緒でよかったぁー♪」
「私もスミレちゃんが同じクラスでほんとよかったよー」
アヤカちゃんとは1週間前にあった演劇科のレクリエーションで知り合った。
この学校は専門の科が沢山あって、専門の勉強ができるのがこの学校の魅力。
「なんかすっごく緊張する笑」
「分かる分かる。知らない子ばっかだもんねー。違うクラスには1人だけ友達がいるんだけどこのクラスじゃなかったからさー。スミレちゃんがいてくれてほんとーによかったよーーー!」
「何回同じこと言ってんの笑」
「だって本当によかったんだもん笑」
「私のことはスミレでいいから。私もアヤカって呼んでいい?」
「もちろん!今日からよろしくねスミレ!」
「なんかちょっと照れる笑」
「スミレ照れてるー!かわいいー!」
「アヤカ声大っきいよ!恥ずかしいから!笑」
アヤカとしばらく騒いだ後自分の席に座って周りを見渡していると、ある人から目が離せなくなった。
『ヤバい...カッコいい...』
ベランダ側の1番後ろの席に座って友達と話しているアキに私は一目惚れをした。
中学の頃から地味だった私はとてつもなく緊張していた。
周りを見ると茶髪茶髪茶髪!
『え!どーゆうこと⁈なんでこんなに茶髪が多いわけ⁈ママの母校ってこんなんだったけ?』
「スミレ!なんで三つ編みにしてないの?生徒手帳に書いてあったでしょう?」
「私だけ三つ編みとか無理だよ!恥ずかしいじゃん!」
『もう地味子なままはいやなの...。高校生になったらいっぱい友達を作るって決めてたんだから』
「もう...。怒られても知らないからね」
「大丈夫だって」
長い長い坂を登り終わると今日から通う高校の門が見えてきた。
【桜坂学園】
さっき登ってきた長い坂道にそって何本も桜の木が植えられていることかこの名前がつけられたらしい。
迷路になりそうな校内を歩い行くと沢山の生徒があつまっているのが見えた。
『あそこが一年の階なのかな?私は4組だったよね?』
事前にもらっていたプリントに1年4組という字があるのを確認して、長い廊下を歩き出した。
『4組って結構遠いかも...。トイレ行くの大変だな』
トイレの心配をする自分に少し呆れながら歩いて行くとやっと教室にたどり着いた。
『小林菫小林菫...。あ、あった!うわーど真ん中だよ笑』
廊下に貼られた紙を見ながら苦笑いを浮かべていると
「あのー?」
「え?あ!えっと確かアヤカちゃん?」
「そうそう!久しぶり♪スミレちゃんも4組?」
「4組!アヤカちゃん一緒?」
「そうなの!」
「ほんと?やった!アヤカちゃんが一緒でよかったぁー♪」
「私もスミレちゃんが同じクラスでほんとよかったよー」
アヤカちゃんとは1週間前にあった演劇科のレクリエーションで知り合った。
この学校は専門の科が沢山あって、専門の勉強ができるのがこの学校の魅力。
「なんかすっごく緊張する笑」
「分かる分かる。知らない子ばっかだもんねー。違うクラスには1人だけ友達がいるんだけどこのクラスじゃなかったからさー。スミレちゃんがいてくれてほんとーによかったよーーー!」
「何回同じこと言ってんの笑」
「だって本当によかったんだもん笑」
「私のことはスミレでいいから。私もアヤカって呼んでいい?」
「もちろん!今日からよろしくねスミレ!」
「なんかちょっと照れる笑」
「スミレ照れてるー!かわいいー!」
「アヤカ声大っきいよ!恥ずかしいから!笑」
アヤカとしばらく騒いだ後自分の席に座って周りを見渡していると、ある人から目が離せなくなった。
『ヤバい...カッコいい...』
ベランダ側の1番後ろの席に座って友達と話しているアキに私は一目惚れをした。