夏いっっっ!!!

「お~剛起きたか」

友人登場!!
バッと握り合った手を離した。

「ああ、今起きたよ」

情けない剛。
帰り道、友人達は家へと帰る。
剛は次生宅へ。
その帰る道。
「じゃぁ剛、バイト頑張れよ」
「おう、じゃぁな」
そして、離れる友人達。
里沙ちゃんが剛に近寄る。
「夏目くん、また花火一緒にしようね。
 今度は二人で」
「え?う…うん」
そう誘ってくれた里沙ちゃん。
なんて可愛いんだ。
君は女神かい?なんて想ってしまった剛。


その約束はこの夏の間ではまもれなかった。


この夏に一つの心残りを残し剛は海の家『一度寄ってて』を後にした。

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