ピエロの楽しみ

『ちょっとぉ~。夕まだ寝てるわけぇ?』

陸「本当だよな!こんな天気いいんだから早く起きろって!」
佐久「そうですよ。そろそろ起きてもらわないとご飯下げますよ?」
夕「えぇっ?それはダメっ!」

『おぉ~。佐久すごいねぇ。
夕は自業自得だよぉ?
朝まで女の子とイチャイチャしてるからっ!」

本当に世話ないんだから。
僕たちは暴走族なんだから心配するでしょっ!
連絡ぐらいいれてくれたっていいのに!

陸「梨乃の言う通りだよな!
女なんかの所になんて行きやがって!」
夕「えぇ~?だって、女の子達が誘ってくるんだもん?
女の子の誘いを断るなんて僕にはできないよ?」

『帰ってきてよぉ!
僕、その匂い嫌いなの知ってていつもつけてきてるの!?』

本当にいつもいつも違う香水付けてきちゃってさ!
気持ち悪くて吐いたこともあるんだよ!?
本当ありえないっ!
臭くて鼻曲がりそうなんだからっ!

夕「そんな事いってもさぁ~」
陸「あぁもう!いいからそのクッセー匂いシャワーで洗い流して来いよ!」
夕「ん~。もう、しょうがないなぁ。」

『行ってらっしゃ~い』

そうして夕はこの倉庫に奥にあるシャワールームへ向かって行った。

それにしても僕が幹部になってから二か月くらいが経とうとしてるんだけどさ?

そろそろ、やめてもいいかな~って思ってるんだよねぇ?

だって、情報はほとんど集めたしぃ?

今は最近上がってきてる正統派暴走族『黒龍』が気になってきてるんだよねぇ?


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