ふわふわりと風船
なんていえばいい
後ろから吹く風が髪を攫う。
ベンチにだらしなく腰掛けた僕は、空なんか仰ぎながら平日の午前中をダラダラとやる気なく消化していた。
くだらないなーと、僕を噂する隣人及び周囲の主婦達の視線を感じて思った。
僕は社会のゴミだ。
無利益な存在は外に出ても後ろ指さされて、居場所がない。
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