ふわふわりと風船

 「無視すんなー!」

 どんな雑音も届かない。

 誰の邪魔も入らない世界で、彼女と二人で生きていきたい。

 だけど彼女の一番に、僕はなれない。

 突然のアラーム音に、立ち上がる楓。

 身なりを整えて、一言。

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