みずたま




いつもはクールで毒舌の桃子が固まってる!!





「え、どっちからよ?」



「私から」




それだけいうと彼女は大きなため息をついて「だと思った」と言った。





「だって千香告られたときすごい心臓痛そうだったもんね。時間の問題だと思ったよ」






さすが親友。

そこまで読まれてたか‥






「なんかね、付き合うのに堪えられなかったのもあるけど‥、なんか翔太もうひとり彼女いたっぽい‥」




「は!?二股!?!?」





大きい目をさらに大きくさせる桃子。


これは弟に言えなかった事実でもあった。





< 6 / 10 >

この作品をシェア

pagetop