王子と魔女の恋御伽


その声の後すぐに訪れるドンッ、という鈍い衝撃。


「いったぁ~っ」


私はは突然の出来事に立ち上がろうとする。


でも、


「ってぇ~っ」


立ち上がろうとした私の上には、痛そうに顔をしかめる男が乗っていた。


「っ、ちょっと!!」


私はとっさに声をあげる。


すると目の前の男は「ん?」と言って私を見た。


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