王子と魔女の恋御伽


「どうして…」


私は再び彼の言葉を遮って。


「私たちが今日、こうして出会ったのは偶然なのかもしれない。


だけど、私たちが出会うことは、必然なんだから。」


私たちの出会いは決して偶然なんかじゃない。


だって私たちは…



出会わなければならない運命なのだから。





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