誰にも負けないくらい好きです
何とか間に合ってチャーニングを始める。

外は中とは違って余り響かない。

中でやるときは教室の壁が反響板つまり音が戻ってくるから響いて聞こえる。

でも、外はそんな壁がないから音は戻ってこないから、なかなか響かない。

だから、中でやるとき以上に息を使って飛ばさなきゃダメなんだ。

ただえさえこのグラウンドは広いから届くくらい吹かなきゃいけないんだ。


だから、結構な体力が必要とされる。

チューニングも自分の音が戻ってこないから、
自分の音がどんな感じなのかイマイチ分からない。


「チューニング終わったかな?じゃあ、合奏始めるね。」

自分の音さえ聞こえないんだから他の人の音なんてもっと聞こえない。

だから、神経研ぎ澄まして頑張らなきゃ!




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