誰にも負けないくらい好きです
「誰からだった〜。」

萌絵たちが携帯を覗き込む。

「顔文字かわいいね。」

突っ込むところそこじゃなくね?
萌絵さん…………


「これじゃ、一緒にかえれないね。」

そうです、凛さん

「「じゃあね〜。」」

チョイチョイ―――――
素っ気なくない?


「酷いよ………。一緒に帰りたいよ。」

「んなこと言ったって仕方ないじゃない。
無理なものを言ったって無駄でしょ?

それに、また一緒に帰れるでしょ。」


「そうだけどさ、最近一緒に帰ってなかったししゃべる機会も無かったんだもん。」


「今日のところは我慢だよ。
体育祭終わったらいくらでも話せるし、帰れるから。

ほら!!行ってきな!

あ、あと15分」


「う"っ、じゃあ、行ってくるね。バイバイ」

「「バイバイ」」


渋々行くことにした。

もちろん、全力疾走で




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