誰にも負けないくらい好きです
こうして、朱里たちとも一緒にいることが、多くなった。

もちろん萌絵と凛とも一緒にいる。

部活がない日は、大和とあ朱里と帰っている。

大和のことは、
好きだけど、前と比べたら辛く無い。

でも、辛く無いっていえば嘘になる。

なんか、一緒にいるだけでも幸せって考えられるようになった。

だから、大丈夫。


でも、あの言葉が頭から離れない。


「もう傷つけたくなかったのにッ………」

あの時は、必死だったからあまり深くは考えなかったけど。
今考えたら可笑しい。

"もう"って何?


昔に何かあったのかな?


もしかしたら、自分の記憶がなくなったのに、
関係あるのかもしれない。


「……よい、弥生?大丈夫?」

「へっ?あ、ごめん。考え事」

「そう?ならいいけど……。
次移動教室だから、行くよ?」

「うん!」


真実が、分かるのは


まだ先の話


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