ユウウコララマハイル
レジにお客さまが並んだ。
それをバイトに任せて、ナツミはレジ脇に逸れる。


「カケルはそういうの、絶対話したがらないだろ。ナツミちゃんは猛者だね。家族でも恋人でもないのに聞き出せるなんて」


それは私が弱みを握っているからですよとナツミは密やかに笑う。



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