黙ってオレのモノになってね。
『玲央~どこ~?』
声が近づいてきた。
レオって人の顔を見ると唇に人差し指を当て『し』っと、してる。
こんな所に隠れても絶対見つかる。
そんな時、鞄に入れていたスマホが鳴り急いで切ると鞄に流し入れレオくんに『ちょっと待ってて』そう言って
絡まってる髪を気にしながら美術室から出たら丁度女の人が50㎝手前で止まった。
『悪いんだけど、この辺で背が高くて前髪が長い男の人見なかった?』
『えっと、さっき裏庭の方に走って行きました』
『そう、ありがとう』