黙ってオレのモノになってね。
『ここに座って』と言ったから木で、できた丸いテーブルの前に座った。
『涼(りょう)のカノジョ?可愛いね』
涼?来栖君って涼って名前なんだ。
『そ、そんなんじゃないです。タダのクラスメイトで』
『そうよね~こんな可愛いカノジョがいれば勉強も頑張ってくれるのにな~カレシとかいるの?』
カレシ?居ると言えばいいのか?よく分からない曖昧な関係。
『おい、何話してんだよ、香月が困ってるだろ仕事しろよ』
そう後ろから声が聞こえると来栖君がプリンを持って戻ってきた。
『悪いな、姉貴、暇さえあればオレの女にしたがるんだ』