黙ってオレのモノになってね。


「アイツさ...昔は、もっとタラシで、早く言えば来るもの拒まず去る者追わず。


でも最近じゃ、香月の事ばかり話してるしな、だから一筋って言うのか香月以外、見えてねえよ。


ま~きっと頭ポンポンも癖なんだろ。その辺はおおめに見てやれよ」


「おおめにって」


そうだよな...お試し期間なんだよな返却されても困るし


もし香月が美神の事をフったら、とんでもない事になりそうだ。


「美神の、どの辺が気に食わないの?」


香月は、ふっとため息を吐き右指で左耳に髪をかけると右斜めを見つめた。


何考えてんだ?


< 172 / 347 >

この作品をシェア

pagetop