黙ってオレのモノになってね。
涼に聞いても知らないって言うし弟の友達だし気になってたんだけど
琉花ちゃんみたいな可愛いカノジョが出来たんだったら安心だね。
あ~早々、今度可愛い子がいたら涼にも紹介してね」
「おい、オレの事はいいから仕事しねえと夕飯作ってやらねえぞ」
お姉さんの話が終わった頃、来栖君が紙袋とプリンを持って立っていた。
「うるさいね~玲央のカノジョと話してただけでしょ。アンタもこんな可愛いカノジョ連れて来なよ」
「うるさい。取りあえず退け」
お姉さんは頬を膨らませながら椅子から立ち上がるとカウンターに戻って行った。